2018年12月6日木曜日

(そういえば)『7つの習慣(著:スティーブン・R・コヴィー)』を読んだよ。

つぼさかまりこのいまさらシリーズ。
ちーっとだけ、心に余裕ができたのと、
わけあってブログを更新せねばなりませぬので、ぽつぽつと。

雑談に明け暮れていた間も、
一応ちゃんと(?)本読んだり映画見たり演劇行ったり美術展行ったりしてたんですけど、
見てすぐってなんとなく書きづらいんですよねぇ。。

・・・知るか。はい、その通りです。


というわけで、ちょっとずつ、覚えてる範囲で消化していけたらなぁ。でございます。
8月だか9月だかからまぁまぁ溜まっておるのです。


さて。『7つの習慣』。
いまさらですよね。そうなんです。いまさらなんです。

さっと調べてみると、この本の初版は1996年。
もう間もなく2018年も終わろうとしてますので、もう22年経ってるわけです。
えらいこっちゃ。

それでもなお、この内容が「フルく」ないのは、
やっぱり真理だからなんやろうなぁ。と思います。

ビジネス書としてベストセラーになってますが、この本はビジネスマンとか起業家・投資家だけでなくって、社長とか重役の人たちだけでなくって、
「あー、なーんか、なーんかうまくいかへんなぁ。」ていう人も読んで損はないなぁと思います。

あ、ただし、基本的に性善説に基づいてかかれてるように感じたので、
サイコパスの素質がある方はあまり適さないかもしれません。
わたしくらいのサイコパス感であれば、まったく問題なく、おもしろく読めました。

すっっっっっっっっごく、ひらたーーーーく、解説すると、
「みんな、ちゃーんと分かり合ったら、ちゃーんとうまくいくよ♪」みたいな内容。←

要は、短期的に成功を求めるんでなく、長期的に考えたときに
お互いにとってwin-winの関係築きましょうよ。ということ。
他の状態だと(win-loseとかlose-winとか)、結果的にlose-loseになりますよ。ということ。

おもしろいなぁ、と思ったのは、「win-winでないなら、No Deal」つまり、「取引やーんぺ」ということ。
これって、「え、まじ?大丈夫なんほんまに…」てなるけど、
ちゃんと、本で提唱される原則に基づいての行動であれば、結果的にうまく取引が進んだという例のほうが圧倒的に多いのだそう。へぇ。


それから、重要度×緊急性の話について、とても興味深い話がありました。
世の中の仕事のすべては、この重要度×緊急性の高低で、分けられる。と。

「重要度高いー緊急性高い」=納期のある仕事やプロジェクト など
「重要度低い―緊急性高い」=急な来客や電話 など
「重要度高い―緊急性低い」=資格やスキルアップのための勉強、健康維持のための運動 など
「重要度低い―緊急性低い」=暇つぶし、待ち時間 など

で。この「重要度高い―緊急性低い」仕事がすごく大事だと。でも、なかなか手を出さずに結局しなくなっちゃうと。

たとえば、
経営がうまくいってなくって困ってる会社があるとする。
「重要度高い―緊急性高い」仕事でいうと、とにかく赤字を減らす。経費削減。とかとか。
でも、実際問題、小手先で何とかしようと思っても無理で、
「重要度高い―緊急性低い」仕事をきちんとやらなきゃ、
根本的な解決にはなりませんよね。ていう。

具体的にいうと、
従業員の満足度を上げて仕事のモチベーションをアップさせてやる。とか。
集客のための宣伝に力を入れる。顧客満足度を上げる。とか。

そこを直してやると、案外すんなりうまくいったりもする。という話。

ただ、「従業員がどういうことに不満を持っているのか」「どういう環境で生活してるのか」「会社は従業員に対して何を求めてるのか」とか。
双方できちっとコミュニケーション取って、理解して、そこから新しい方法を考えだす必要があると。宣伝に関してもそうで、すぐには成果は出ないし、ニーズをきちんと知る必要があると。

この「重要度高い―緊急性低い」仕事は、相当な時間がかかってしまうために、
ちゃんとできる組織は非常に少ないのだそう。そうだよなぁ。

これに関して、おもしろい例を挙げてた。
疲れてへとへとになった木こりが居てました。
話を聞くと、ガンガン木を切らなあかん。じゃないと間に合わへん。と。
「なら、まずはその斧の刃を研いだらどうですか。」というと、
「そんなことやってる暇はない。忙しい忙しい…」と、ボロボロの斧で木を伐り続けていました。
 これ、めちゃくちゃわかりやすい。なるほど。
目標達成のためには、それにともなう「目標達成能力」が必要なのだそう。

うーむ。

わかりやすいけど、とても難しいんだよなぁ。それって。


他にもまだまだ興味深い話はいろいろあって。
しばらく期間をあけたらもう一読したいなぁ。と思っております。
ボロボロになっても読み続けたいし手放したくないなぁ。という本でした。